【GDevelop】2段ジャンプできるようにする【プラットフォームキャラクタービヘイビア】

GDevelop の「プラットフォームキャラクター」ビヘイビアを利用しているゲームで、2 段ジャンプをできるようにする方法を紹介します。

そもそもの「プラットフォームキャラクター」ビヘイビアを利用したゲームの作成方法は、チュートリアルなどを見てください🧐

動画で見るプラットフォーマーチュートリアル

GDevelop Wiki プラットフォーマー チュートリアル

このページでは、プラットフォーマーチュートリアルで作ったゲームをベースに、解説していきます。

なお、作成手順が見れる動画もあるので参考にしてください。

1. キャラクターに変数を追加する

まずは「プラットフォームキャラクター」ビヘイビアを追加したオブジェクトに、空中でジャンプした回数を記憶するオブジェクト変数「ジャンプ回数」を作成します。

初期値は 0 にしておきましょう。

2. イベントを追加する

次に、2 段ジャンプを実現するために、以下のように 2 つ(2行)のイベントを追加します。
それだけで、2 段ジャンプができるようになります🎉

この画像のようにイベントのグループ機能を使うと、見やすくなるのでおすすめです。

なお、ここではイベントを先頭に追加していますが、ゲームによっては適切な位置に追加しなければ、正しく機能しないかもしれないので気を付けてください。

2 つのイベントと、その条件とアクションについては、以下で詳しく解説します。

解説:1 つめのイベントについて

まずは 1 つめのイベントの条件について説明します。
このイベントは、2 段ジャンプを実行するためのイベントです。

条件「Player は落下中である」について

これは、ジャンプの頂点を過ぎ、落下し始めてから 2 段目のジャンプができるようにするための条件です。
また、ジャンプではなく、足場から落ちたときにも有効(True)です。

なお、これを「Player はジャンプ中である」にしてしまうと、最初(地上から)のジャンプをした直後に条件をクリアーしてしまい、即 2 段目のジャンプが実行されてしまいます。
結果、まるで 2 段ジャンプが機能していないかのように見えてしまいます😱

条件「Space キーを押している」について

Space(スペース)キーは、このゲームのジャンプキーです。

もちろん、違うキーをジャンプキーにしている場合は、ここもそのキーを対象にしておきましょう。

この条件を追加することにより、Player は落下中で、なおかつ Space キーが押されている状況に限定されることになります。

条件「Player の変数、ジャンプ回数が 1 より少ない」について

この条件により、空中で連続してジャンプできる回数が決まります。

最初(地上から)のジャンプは回数に含まれない点に注意してください。
オブジェクト変数「ジャンプ回数」には、空中でジャンプした回数を記憶させます。

この数値を増やすと、2 段より多くの多段ジャンプができるようになります😉

この条件を追加することにより、Player は落下中で、なおかつ Space キーが押されていて、さらに「ジャンプ回数」が 1 より少ない時に、アクションが実行されることになります。

アクション「Player に再ジャンプを許可する」について

このアクションを実行することで、空中でも再度ジャンプができるようになります。

このアクションの説明にも書いてありますが、空中でジャンプさせたい時は、毎回このアクションを実行する必要があります。

アクション「Player の変数、ジャンプ回数に 1 を足す」について

オブジェクト変数「ジャンプ回数」に 1 を足し、空中でジャンプした回数を記憶させています。

解説:2 つめのイベントについて

2 つめのイベントでは、Player が着地したら、オブジェクト変数「ジャンプ回数」を 0 にリセットし、次のジャンプでまた 2 段ジャンプができるようにしています。

なお、このイベントは正確には「地上にいる時は常にジャンプ回数を 0 にする」という、すこし無駄な処理になっています😅
本当は、着地したその瞬間に一度実行されれば充分です。

気になる方は、条件「真の間一度だけ実行する」を追加すると、着地したその瞬間に一度だけ実行されるようになります👍

おしまい🤗

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