めっちゃカメレオンっぽいゲームを GDevelop の AI に作ってもらった結果
GDevelop の AI 機能もだいぶ進化してきたので、絶対無理なことは分かっていますが「めっちゃカメレオン」を作ってもらうことにしましたw
その様子を以下の2本の動画にしています。
日本語翻訳が有効になっているので、元の動画は英語ですが日本語のナレーションで見ることができます。
1本目:AI に3時間で「めっちゃカメレオン」風ゲームを作らせてみた
まずは、「めっちゃカメレオンみたいなゲームを作りたい」という非常に雑なお願いからスタート。
予想通り(?)GDevelop は「めっちゃカメレオン」を知らず、いきなり 2D の横スクロールゲームを作ろうとしました🤤
そこで、「プレイヤーは周囲のオブジェクトと同じ色になって隠れることができる3Dかくれんぼゲームを作りたい」と指示し直す必要がありました。
すると、GDevelop の 3D プラットフォーマーテンプレートを使用して、ゲーム制作を開始してくれました。
新機能の「ゲームプレイテスト」を使いこなせず迷走する AI……
動画を見るとわかると思いますが、AI はバージョン 5.6.278 で追加された新機能「ゲームプレイテスト」機能をゴリゴリ使います。
この機能はテストプレイをスクリプトで制御することで、効率的におこなえるようにするものですが、肝心のテスト方法に勘違いがあり迷走し始めました。(具体的な内容は動画をご覧ください)
あまりにも斬新な色変え方法
GDevelop には、そもそも 3D モデルの色を自由に変更する機能はありません。(どうやら 3D Tween 拡張機能を利用すればできるようですが……)ましてや、リアルタイム 3D ペイント機能なんてものもありません。
そのため、ペイント機能を AI がどのように実装するか非常に興味があったのですが、AI が出した答えは、
色を変えられる 3D ボックスをプレイヤーに被せる
という、予想の斜め上を行く回答でした。(3D ボックスは Tint で色を変化させることが出来る)
まぁそもそも無理難題ではあったので、その案でいくことにしました😅
それでも3時間でいちおう形にはなった……のか?
いろいろ問題はありましたが、
- 3Dステージ
- プレイヤー操作
- 隠れるためのオブジェクト
すごく妥協した色を変更する仕組み
あたりまでは完成。
8割りくらいの要素は、もともとテンプレートで出来ていたとはいえ、意外と AI 君は頑張ってくれたように思います。
2本目:さらに3時間でオンラインマルチプレイ化してみた
どうせなら本当に「探す側」と「隠れる側」に分かれてオンラインで遊べるゲームにしよう!と思い、さらに AI に3時間働いてもらいました。
プレイヤーも周囲の箱と同じにする
それだけで、ちゃんと隠れることが出来るようになり、だいぶ「めっちゃカメレオン」「かくれんぼゲーム」っぽくなってきました。
探す側と隠れる側に分けてオンラインゲーム化
続いて、Seeker(探す側)と Hider(隠れる側)で異なる処理をするようにし、GDevelop のマルチプレイヤー機能を使ってオンラインゲーム化してもらいました。
これにより複数人で参加して、Seeker と Hider に分かれて遊べるところまで(本当に必要最低限でゲームとしては成立し得ないようなものではありますが)作ることができました。
やっぱりあったバグ
PC同士ではかなり良い感じだったのですが、スマホから参加してジョイスティックを操作すると、
なぜか他のプレイヤーまで一緒に動くw
AI に何度か修正してもらったものの、結局これは解決できませんでした。(自分で見ても結局原因がわからなかった😅)
GDevelop AI を6時間使ってみた感想
今回、2本合わせて約6時間 AI とゲームを作ってみました。
結果としては、
自分で作ったほうが早えーな
というのが率直な感想ですw
とはいえ、それは GDevelop をかなり使い込んでいる自分だから言えることなのかもしれません。
どう作って良いか分からない初心者の方には、この AI が非常に力強い味方になってくれるとも思いました。
自然言語で「こうして」「ここ直して」と伝えるだけで、実際にイベントやオブジェクトを編集してくれるのはかなり便利です。(時間かかるけどw)
真の敵は Unity や Unreal Engine、Godot ではなかった
今回 GDevelop AI を使っていて、途中から少し別のことも考えていました。
GDevelop のライバルというと、普通は Unity、Unreal Engine、Godot あたりを思い浮かべまるのではないかと思います。
もちろん今でもそれは間違っていないと思います。
ただ、最近は ChatGPT Codex や Claude Code のように、「こういうゲームを作って」と指示するだけで、AI がコードを書き、ファイルを作り、エラーを直しながらアプリケーションそのものを作っていくツールが急速に進化しています。
そうなると、「ゲームエンジンの使い方を覚えるより、AI に直接ゲームを作らせたほうが早い」と考える人が今後どんどん増えてくる可能性があります。
なので、今後 GDevelop にとって重要になるのは、「AI を使ってゲームを作るなら、GDevelop を使ったほうが楽」と思わせられるかどうかなのではないでしょうか。
例えば現状でも、AI が生成した大量のコードを読むよりも、GDevelop の画面上でオブジェクトやイベントを確認できるほうが圧倒的に分かりやすいです。
これは GDevelop の大きなアドバンテージだと思います。
今後 GDevelop は、ゲームエンジン同士の競争から、「AI にゲームを作らせるなら、どの環境が一番楽か」という競争に加わる必要に迫られるのではないかと思います。
まぁ、とりあえず GDevelop の AI 君には、スマホのジョイスティック問題くらいは直せるようになってほしいですがw

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