GDevelop 5.0.121 がリリースされました。

前回(v5.0.120)で、起動時にログアウトしている問題は解決したと言ったな、あれは嘘だ。
( ・`ω・´)キリッ✨

ということで、今回のアップデートで直ることを期待していたのですが、まだ直っていませんw
(開発チームも、このことは把握しています)

まぁそれほど困ることではないけど、起動したら一度マイプロファイルを開くことで、ログインします。
オンラインサービスをよく利用する人は、注意してください。

💝 改善点

・デバッガーにコンソールを追加しました。

これまでは Developer Tools で確認する必要のあったログメッセージなどを、デバッガー上で確認できるようになりました。

デバッガー画面の右上に「コンソールを開く」ボタンが追加され、そこから開くことができます。

コンソールでは、アクションや Javascript、またはゲームエンジンから送信された内部メッセージを確認することができます。

これに伴い、「コンソールにログを記録する」アクションが追加されました。

これはゲームの問題を見付けたりする時に便利ですが、詳しい使い方については、また別の投稿で……😅

・外部レイアウトのシーン選択とヘルプテキストを改善しました。

地味に親切になりました😅

あと、日本語訳が変だった「外部レイアウトからオブジェクトを作成」アクションの翻訳も改善しました。私がw

・式を入力するときのオートコンプリートを改善しました。

具体的に何が変わったか分かりませんが、なんか説明が表示されるようになった点とかだと思います。たぶん🤤

・パラメーターだけではなく、イベントの文章も検索できるようになりました。

え?全然できないじゃん……🤔
とか思っていたら、実は検索モードを変更する必要がありました。

くっそ分かりにくいですが、上記画像の赤枠部分がボタンになっていて、選択することで文章の検索ができるモードに変更できます。

画像のように、日本語でもイベントの文章中に登場する文言を検索することができます。(この例では「リセット」を検索)

・検索結果と現在フォーカスされている結果の強調表示を改善しました。

紫色にハイライトされて、より分かりやすくなりました。

・文字列のアクションと条件で実際に使用できる演算子のみを表示するようにしました。

条件では「=(と等しい)」と「≠(と等しくない)」のみ、アクションでは「=(代入)」と「+(足す)」のみ選択できるようになりました。

・マウスのどのボタンが押されたか/離されたかを、テキスト式で指定できる条件を追加しました。

新たに、条件「Mouse button pressed or touch held (text expression)」と条件「Mouse button released (text expression)」が追加されました。

日本語訳はそれぞれ「マウスボタンを押しているかタッチしている(テキスト式)」と「マウスボタンを放した直後(テキスト式)」になる予定です。

⚙️ 拡張機能、🎨 リソース、🕹 サンプル

拡張機能とサンプルが色々と追加されました。

個人的には「Unicode Conversion」拡張機能が、セーブデータの難読化に使えそうだなと思いました😊

🐛 バグの修正

・多数のオブジェクトを作成および削除すると、オブジェクトエフェクトが複数回適用される問題を修正しました。

・「ライト障害物」ビヘイビアと「経路探索の障害物」ビヘイビアで、移動または削除された後も、障害物としてその場に残ってしまう問題を修正しました。

・レイヤーとその上にあったインスタンスを削除した後、そのインスタンスに変更を加えるとクラッシュする問題を修正しました。


🤓 まとめ

私はゲームを作る時に毎回 console.log() する関数を作っていたので、コンソール機能の追加は、とても助かります👍(拡張機能として申請しなくて良かったぁ😅)

さらに、今回追加された「Unicode Conversion」拡張機能を利用すれば、実は HTML5 ゲームのセーブデータはブラウザの機能で編集できちゃうんだよ問題を、簡単に解決できちゃいそうなので、ちょっと試してみようと思います。(難読化の記事まだ書いてなくて良かったぁ🤤)

ここで紹介した点以外にも、色々と追加や変更がおこなわれているので、詳しくは GitHub の GDevelop Releases ページをチェック!

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